根管治療

根管治療とは

根管治療とは虫歯などにより細菌感染した歯髄を取り除き、炎症を起こしてしまった根管内をお掃除することです。
根の治療はとても大切な治療です。
根の治療は見えにくい部分の治療なので、患者さんにはとてもわかりずらいかと思います。しかし、歯を長持ちさせるために根管治療はとても大切な治療です。
根の治療が不十分だと後々に腫れたり痛みが出てしまい、結局、せっかくの被せ物を外し、また再治療することになります。

根管治療することにより治療の影響で痛みが出ることがあります。また、ドクターの技術差が特にでる治療だと思います。根管治療することにより治療の影響で痛みが出ることがあります。また、ドクターの技術差が特にでる治療だと思います。
根管治療 補綴処置 成功率
根管治療の成功率を示したあるアメリカの論文です。
※横にスクロールします。
根管治療 | 補綴治療 | 成功率 | |
---|---|---|---|
[1] | ○精密な治療 | ○精密な補綴(被せ物) | 91.4% |
[2] | △精密ではない治療 | ○精密な補綴 | 67.6% |
[3] | ○精密な治療 | ×精度の悪い補綴 | 44.1% |
[4] | ×精度の悪い治療 | ×精度の悪い補綴 | 18.1% |
上記の表から歯を永続的に使っていただくために、
当院は『精密な根管治療』と『精密な補綴処置』をお薦めしています。
根管治療の流れ
STEP 1 根管の計測
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STEP 1 根管の計測
神経を取り除き、根管の長さを専用の器具で正確に測定します。
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STEP 2 根管内の洗浄
根管の内部を徹底的に洗浄し、むし歯菌に侵された象牙質などを完全に取り除きます。
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STEP 3 薬剤による消毒・殺菌
根管の汚れを完全に取り除いた後、むし歯菌が残らないよう除菌します。
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STEP 4 薬の充填(根管充填)
根管の消毒後、薬剤を根の先端まで隙間なく詰めて密閉します。
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STEP 5 土台を構築し被せ物を装着
最後に、歯根の上に土台を入れ、クラウン(被せ物)を被せて治療終了です。
精密根管治療

当院では術後感染を防ぐために
精度の高い補綴を行います。
無菌的治療からラバーダムで術中の
細菌感染を防ぎます。
無菌的処置とは、細菌が含まれた唾液の患部への侵入をラバーダム(ゴム製のマスク)で防ぎ、細菌感染を可能な限り抑える方法です。
薬剤が粘膜に誤って付着する事を防止し、また、 治療器具が患者さんの頬や舌に当たってしまうなどという危険を防ぐことも可能です。安全で、より精度の高い根管治療をご提供することができます。

マイクロスコープ(顕微鏡)で感染源の取り残しを防ぎます。
根管治療は歯の神経がある根管内どの程度まで見ることができるかが治療の成否を分けるといえます。
当院では、マイクロスコープを使用し、目で根管内の細部まで確認しながら精密な根管治療を行うことができます。従来の治療では不可能な繊細な治療を可能にしています。
根管治療の成功率を上げるためには絶対に欠かすことのできない機材といえます。

時間を確保し、十分確認をしながら
治療を進めていきます。
根管治療は、感染源の取り残しが許されないデリケートな治療です。だからこそ、時間をかけてしっかりと行う必要があります。
当院は、ゆとりある時間を確保して治療を実施しております。安心して治療にお臨みいただけます。
「歯を残したい」、「再治療が多く一向に改善しない」などさまざまなお悩みを是非当院にご相談下さい。

マイクロスコープを使用した
精密治療

精密な歯科治療を行うために
必須のマイクロスコープ
みなさんは歯科医院でこのような器具を見たことはありますか?これは「マイクロスコープ」と呼ばれる歯科用の顕微鏡で、お口の中を最大20倍程度まで拡大することができます。数年前まではマイクロスコープを導入している歯科医院はごく少数だったのですが、最近になって導入医院がかなり増えてきています。
マイクロスコープを使う理由
これまでの歯科治療は一般的に "裸眼" で行われてきました。しかし、裸眼での治療ではどうしても歯を削りすぎてしまったり、病気の部分を見逃してしまったりということが出てきます。
マイクロスコープを使うと、これまで裸眼では見えなかった病変部分が見えたり、歯のより細かなディティールを確認することができます。また、歯を削る時にも拡大して見えることで、削る量を最小限に抑えることができます。
歯科治療は何度も行えるわけではなく、治療のたびに歯が削られます。そのため、治療を行う際にはできる限り健康な歯を削らないように、また、精密な治療を行うことによって再治療のリスクを減らす必要があります。
このように精密で質の高い治療を行うためにマイクロスコープは必須なのです。
拡大すると見えなかったものが見えてきます。例えばこの1万円札には・・・

「NIPPONGINKO」という文字が書かれています。肉眼では気がつかないものでも、拡大することではっきりと認識できます。

マイクロスコープは次のような処置で
使用します
歯の根の治療(根管治療)
肉眼では見えない根管内を明るく拡大することで、感染物質や異物の除去を容易にします。

歯を削るとき
術野を拡大することで、歯を削る量を必要最小限に留め、また、虫歯などの取り残しがないかどうかを拡大視野でチェックします。

かぶせ物などの調整
かぶせ物の適合、余剰なセメントが残っていないかなどのチェック。その他、、必要に応じて様々な場面で使用します。

当院ではマイクロスコープを用いて、精密さと審美にこだわった歯科治療を行っております。マイクロスコープを用いた歯科治療は通常の歯科治療と比べてより多くの時間がかかります。受診の際には事前にご予約をお願いいたします。
精密根管治療の症例
レントゲン写真
治療費:保険診療 3千円〜/治療回数:3回
BEFORE

AFTER

根管治療後のレジンビルドアップ
根の治療を行った後の歯にレジンという歯科用プラスチックを盛って、従来の歯の形態を回復しました。
BEFORE

AFTER

精密根管治療の費用

感染根管治療費
前歯 | 80,000円 |
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小臼歯 | 100,000円 |
大臼歯 | 120,000円 |
抜髄 | 感染根管治療の治療費からー1万 |
※土台と被せ物も自費となります。