大人の歯列矯正にかかる費用：治療法別の相場と安い費用に抑えるポイントを解説

大人の歯列矯正治療にかかる費用が気になる方へ

成人してから歯列矯正を検討しており、「治療にかかる費用の相場や内訳を知りたい」という方も多いかと思います。

今回は、矯正治療の種類（部分矯正と全体矯正、ワイヤー矯正とマウスピース矯正など）による費用の比較や、治療費の支払い方法、医療費控除の対象になるかどうかについて解説します。

大人の部分矯正と
全体矯正にかかる
費用相場と内訳

大人の歯列矯正にかかる治療費用は、症状の程度や使用する矯正装置、患者さまのご要望等によっても異なります。
ここでは、一般的な部分矯正治療と全体矯正治療にかかる費用相場や内訳、治療期間の目安をそれぞれご紹介しています。
※ご自身の費用の詳細が知りたいという方も、お気軽に当院のカウンセリングにてお尋ねください。

︎歯列矯正治療にかかる費用の目安（相場）

︎歯列矯正治療にかかる治療期間の目安

※治療回数：治療期間中は通常１ヶ月に１回程度の定期通院が必要となります。

︎歯列矯正費用の内訳（一般的な目安）

治療費用について

歯列矯正は自費診療のため、特に治療費の項目の設定は歯科医院によってばらつきがあります。主な項目としては基本治療費、技術料、装置料に加えて、治療中の調整などの処置料、治療後の保定装置料、経過観察料などが一般的です。
それらの合算として治療費の請求となります。（処置料や経過観察料は合算せずに都度支払う医院もあります。カウンセリングの際に確認しておくと安心です）

大人の歯列矯正装置：
種類ごとの費用相場

ここでは、一般的な前歯の歯列矯正方法と、その費用の目安についてご紹介します。
最適な矯正方法は、患者様のお口の状態やご希望によっても異なりますので、まずは遠慮なく私たち歯科医にご相談ください。

︎表側矯正（ワイヤー矯正）で、
前歯を矯正する費用相場

表側矯正の費用相場は50万円～100万円前後となります。
また、表側矯正の場合でも、目立ちにくいクリアブラケットやホワイトワイヤーなどを選択すると、追加費用が発生して裏側矯正よりも高額になるケースがあります。

︎裏側矯正（リンガル矯正）で、
前歯を矯正する費用相場

裏側矯正の費用相場は80万円～150万円前後となります。
お口の状態によって異なりますが、多くの医院で表側矯正よりも高めに設定されています。理由として、装置をオーダーメイドで作製する必要があることや、歯科医の高い技術が求められることなどが費用に反映されているためです。

︎マウスピース矯正（インビザライン）で、前歯を矯正する費用相場

比較的軽度な症状であれば、前歯をマウスピース矯正で治療することも可能です。費用の目安は10万円〜100万円前後となります。
ワイヤー矯正以外の方法として、マウスピース矯正インビザラインがあります。透明な装置は目立ちにくいため、周囲に矯正していることを気付かれにくいという強みがあります。

大人の歯列矯正：
支払い方法について

︎矯正治療で分割払いやローン払いは可能？

矯正歯科は自由診療のため、医院によって料金設定に違いがあることに加え、医院で対応している支払い方法についてもそれぞれ異なります。

当院の矯正歯科では、現金でのお支払いの他、デンタルローンを利用した分割払いにも対応しており、ご希望に合わせて選択していただけます。

大人の歯列矯正は
医療費控除の対象？

矯正歯科治療は
医療費控除の対象です

医療費控除とは、自分や家族のために医療費を支払った際に、申告することで一定の税金が還付または軽減される制度です。

1年間（1月1日〜12月31日まで）に支払った医療費が10万円以上の場合に対象となります（申告限度額は200万円）。また、所得金額の合計が200万円迄の方は、所得額の5％以上医療費がかかった場合に申告可能です。

歯科治療にかかった費用は基本的に全て医療費控除の対象となりますので、この制度を利用することで治療費負担を軽減ができる場合があります。